インターネットへのアクセス

今日のデジタル市民のためのインターネットへのアクセス

トム・チョタイル・バルギス
トム・チョタイル・バルギス
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数年前、私はバングラデシュ、ラージシャヒのある村を訪れました。そこでは、2Gの通信がところどころで繋がるくらいで、ある若者は「友人にかろうじて電話やSMSができる電波1本の通信のために、庭のタマリンドの木に登らなければならない」と話してくれました。

数年前、私はバングラデシュ、ラージシャヒのある村を訪れました。そこでは、2Gの通信がところどころで繋がるくらいで、ある若者は「友人にかろうじて電話やSMSができる電波1本の通信のために、庭のタマリンドの木に登らなければならない」と話してくれました。

数週間後、携帯電話の中継塔が建ち、その地域で4G通信が可能になり、少なくともスマートフォンを持つ人はオンラインサービスをフルに活用できるようになりました。他の地域では固定電話、ダイヤルアップ、携帯電話、ブロードバンドインターネットから4Gに至るまで何十年もかかって移行していたものが、一夜にして実現したのです。

世界で最も速く伸びている、インターネット普及率8%を維持するアジア太平洋地域全体で、これと同様の飛躍が起きています。このことが社会に解放する価値は計り知れませんが、それ以上に個人とコミュニティを活性化したという点で意義あることなのです。インターネットへのアクセスによって、図書館がなくても知識を得られ、店舗がなくても事業を立ち上げ、銀行口座がなくても送金でき、近くに病院がなくても医師に相談ができるようになります。もう、タマリンドの木に登らずとも誰とでも話すことができるのです。

インターネットへのアクセスは多くの機会をもたらしますが、平等に配分されてはいません。アジア大平洋地域でのインターネットの目覚ましい普及が意味するのは、誰もがデジタルの傘に入れるよう、教育体制や機関、企業、コミュニティが密に協力しなければならないということです。

デジタル市民であることは、できる限り多くの人々やコミュニティがインターネットへのアクセスの恩恵を受けられるように働きかけるということです。

- トム・チョタイル・バルギス(2019年3月)